轟焦凍 倒れる 小説 4

Kalafina Official YouTube Channel Recommended for you The novel "勝己くんと半分頭" includes tags such as "轟焦凍", "幼少期" and more. それが、焦凍が“個性”を半分だけ使うことを徹底しつつ、No.1の座に固執する理由であった。 そのためか、焦凍のヒーローコスチュームはまるで封じ込めるように左半身のみが氷の塊のようなもので覆われているデザインとなっている。 4. 4. 強個性であり、万能的で無敵でもある。ただし、ストレス耐性と胃薬が必要である『完結』   作:サルスベリ, 轟は氷結のために腕を振るいかけた途中で、弾き飛ばされた。弾丸、砲弾そんなものじゃない、ただの衝撃波だ。, まさか、腕の一振りで。そんなことがありえるのかと疑問が脳裏をよぎる間にも、彼は距離を詰めてくる。, ゆっくりと、しかししっかりとした足取り。一歩一歩も踏みしめる足と同時に、迫ってくる巨大な鋼鉄の城。, まるで海に浮かぶ戦艦。人間の数倍の大きさを誇り、何者も寄せ付けない圧力を与える、巨大な獰猛な獣。, あれが、『グリーン・シップ』。灰褐色の装甲には緑色の光が走る、三連装の主砲が幾つも浮かび、空には航空機が舞い踊る。, 逃がさない、通さない、誰にも屈しない。無言で語る瞳に、轟は気圧されるよりも嬉しくなってきた。, 追いついたいと願った彼がそこにいる、理想と思った彼が目の前にいる。大勢を護っていた意思が、ただ轟・焦凍を倒すために向けられていることを、彼自身は怖さよりも嬉しさが込み上げてきた。, 自然と笑顔になっていく。冷笑や凄味のある笑みじゃない、心の底から嬉しいと思って浮かべる笑顔だ。, 理屈なんて知らない、この後のことなんてどうでもいい。優勝なんてもう意味がない、誰よりも正しくあるために勝つ、そんなことがどうでもよく感じられる。, ただ、勝ちたい。この人に、あの『ヒーロー』に。戦って、何度でも挑んで無様でも何度でも向かって行って。, 簡単な話じゃない。今も巨大な氷は、相手の腕の一振りで砕け散った、足元を覆うような氷結は、足の踏み込みで粉砕された。, 何度も繰り返す。馬鹿の一つ覚え、そう見えるかもしれない。通じないのに何度も氷を繰り出す自分が、周りにそう映っているかもしれない。, でも、それでもいい。愚直なまでに同じことを、何度も何度でもやってやる。通じるまで、『グリーン・シップ』に届くまで、何度だって。, 「そうだよな、ああそうだ! ヒーローは諦めない! そうだったよな緑谷、いいや『グリーン・シップ』!」, 密度を上げろ、精度を組み直せ。昔から使っていたことだ、あいつが嫌いだから炎を封印してから、何万回と使っていた氷結の能力。, この程度、いいやもっとだ。冷たく、震えるほどに深く、不純物など一切ない、深く沈みこむように、広くすべてを捕らえるように。, 『てめぇは半端だな』と言った彼を思い出す。最初は炎を使わないからかと思った。二つの能力の片方だけだからと、勝手に考えていた。, 違う、彼が言いたかったのは『使っている能力を中途半端に振り回してる』だけ。極めることも、能力の幅を広げることもせず、子供のように拳を振り回すだけ。, 決意は見事だ、願いを叩きつけたこと、自分の内心を暴露したことはよくぞ言ったと褒めてやれるが、その後の攻撃はお粗末でしかない。, 「轟は願いを見せた。戦いてぇって本気で願った、その願いに答えなきゃ俺はあいつをぶっ飛ばしていた」, 切島は不安なのかもしれない。なおも食いついてくる物言いに、爆豪は小さくため息をつく。, 「俺とあいつの名前は、多くの人の願いで出来ている。願って名付けられて、俺達はあの姿になれた。だからな、誰かの願いを無碍にしたら、その瞬間から俺達はあの姿でいる『資格(権利)』を失うんだよ」, 自分だけの能力じゃないから、例え自分が死ぬことになっても自分のためには使わない。どんな状況に追い込まれても、絶望的な何かが迫っても、自分のためなんか使わない。, 「あるんだよ。力は、ただ力でしかねぇ。それは麻薬みたいに持った奴を狂わせる。無自覚で振るったら、誰かを助けるつもりが、誰かを傷つけることはよくある話だ」, 周りをチラリと爆豪は見回す。A組の誰もが聞き入っているようだが、聞かれて困る話じゃない。, 「だから、俺とデクは決めた。あの力は、誰かを助けるため、誰かの願いのためにってな。特にデクの艤装は、その願いの純度が高いからな」, あの人達のことを言ってもいいものか、けれどここまで語って言わないわけにいかないだろう。, 「かつてな、救いたい人たちを救えずに沈んだ人たち、その人たちの『今度こそ』って願いを込められたのが、あの艤装だ。二度はない、二度とこぼさないって決意の証なんだよ」, ギュッと拳を握る。解っていると爆豪は思う、これは嫉妬だ。同じ場所で訓練して、同じ人に師事してもらっても、同じものは与えられないように、爆豪と緑谷の能力としてのスタートラインは、まったく違う。, 爆豪・勝己の能力が両親の願いから始まり、『祈りが込められた』コスチュームを得て、多くの願いを集めて『シンガー・ボマー』になった。, 緑谷・出久は両親の悲しみから始まって、艦娘達の嘆きと決意の艤装を得て、多くの願いを集めて『グリーン・シップ』になった。, どちらも、自分にないものを羨んで、それで嫉妬を抱えながらも、それを糧にして願いを果たすために進んできた。, 「あいつ、やりやがった。そうだよ、それでいいんだよ。おまえは氷が使える、氷結だろうが。だから、『凍らせる』ことができるのが、空気や水分とか物質だけって誰が決めた」, 「やれよ、やってやれよ! 行けよ轟・焦凍! おまえはな、二分の一じゃねぇんだ! おまえは『二つの極み』を行けるんだよ! 俺達は一つで無限大になれる! ならおまえは二つ持って『最大限』になれるんだよ!」, 緑谷・出久は感じていた。今までと明らかに違う、と。明らかに能力の深さが違う、密度が違う、そんな単純な言葉じゃない。, くる、絶対に来る。あのアインズが一度だけ見せたことある、秘儀。絶対的な効果を持ち、決まればほぼすべてが『抵抗できずに終わる』。, けれど、緑谷は怖さよりも嬉しさが勝る。何度も訓練してもできなかったことが、こんな大舞台で出来るようになるなんて。, 『マジか?!』と田中・一郎が観客席で叫んだ、今までアインズしか成功させたことがない絶対能力は、こうして轟・焦凍の手によって世間に知らしめられた。, ギャラリーで爆豪が大騒ぎで喜んでいるのが聞こえる。少しは心配してほしいな、なんて思う緑谷だったが、気持ち的には同じだ。, 凄いなと思いながらも、彼は『勇気の結晶』に勇気を注ぐ。全身の力が増す、艤装に走る緑色の光が増していき、装甲全体が緑色の光を宿す。, 瞬間、空間凍結が弾け飛んだ。幾重にも重なり、砕け散って流れていく欠片は、まるでスターダストのように周囲を照らし続けた。, まさかミラーリング・システムまで使うことになるなんて。油断できないな、少しでも油断していたら追い抜かれてしまいそうだ、今まで圧倒的な実力差を示していたなんて、余裕を持つなんてことはできない。, 『グリーン・シップ』を、『シンガー・ボマー』を、あるいはオールマイトさえも、追い抜いてナンバーワンになるかもしれない。, 追い抜かれるかもしれない怖さはある、けれど楽しみでもある。誰が自分達を追い抜いて、もっと強いヒーローになってくれるか。, パチパチと小さな拍手が聞こえてきた。きっと、今の彼に対しての称賛だ、と緑谷が音の元へと顔を向けていき、凍りついた。, 闇のような漆黒の姿、鎧を纏った怪物。そんな印象を受ける相手のことを、彼は何度か見たことはある。, 怖いと感じる、まるで周囲すべてが何も見えない闇に覆われたような、奇妙な圧迫を与えながらも、彼は世間話でもするように歩いてきた。, 「素晴らしいね、君は今の僕と相対しても折れることはない。やはり、君とあちらの彼は、間違いなく違うね」, 「名乗るのが遅れたね、『オール・フォー・ワン』だ。つまり、君たちの倒すべき『ラスボス(障害)』だよ」, 嬉しそうに語る彼に答えるように、大歓声をあげて『とある集団』が雄英体育祭の会場に出現した。, 大勢の声がする、観客席の一番上から出現したヴィラン達に、観客達はパニックを起こしたように逃げ惑う。その姿をニヤニヤしながら見つめるヴィラン連合に、ヒーロー達は動きだしかけて足を止めた。, 誰も彼もが手配書で見たことがある顔ぶれだ。殺人罪、重犯罪、中にはヒーローを何人も殺してるような顔まである。, 勝てない。無理だ、いくらヒーローとはいえ、正義を語り無謀にも突撃する者達ばかりじゃない。, 仕事だから、ヒーロー資格を持っているからと戦っている人たちもいる。普段から困った人の手助けをしていて、戦うなんて滅多にないヒーローに、今から戦えなんて言えない。, 一人、一人と足を止めて、足が下がる。誰もが周りを見回し、同じように蒼白になった仲間を見て、無理だと視線を下げてしまう。, 助けたいと思う、救いたいって気持ちはある。でも、怖い。殺気を受けて体が震えて仕方がない。, 燃え上がる炎、決して揺るぐことなくただ立つ背中が、昔とはまったく違ったように見える。, 「人間だからな、逃げたくなる気持ちもわからんでもない。俺も色々と間違えた、ヴィランだと言われたこともある」, 「逃げて、ヒーローといえるのか? 逃げた先に何があるのか解っているのか。俺達はヒーローだ。ヒーローが逃げて、その後に待っていることが解らないのか?」, 穏やかに語る彼は、今までとは違っていた。怒りと憎しみで歪んでいた顔は、今はすっきりと穏やかで、燃え上がる炎はただ赤く力強い。, 叫び声が、再び会場を揺らす。逃げかけた足が止まり、震えていた彼だが、別の震えに襲われた。, 「俺たちはヒーローだ! 逃げて見捨ててその先でヒーローを名乗れるものか?! 逃げるな! 迷うな! 真っ直ぐに敵を見つめろ! その背中を見せつけろ! 護るべき者達に、我々がここにいるぞ!と叫び続けろ!」, 「逃げるな! 我らヒーローに退避も後退も敗北も許されない! 俺たちが負けたら逃げたら! 力なき者達が絶望に染まるだけだ! そんなことでいいのか?! そんなことを見て仕方がないというつもりか!」, 熱が伝わる、誰もが震えている。これは恐怖じゃない、体の底から震えるほどに全身を貫くのはもっと違うものだ。, 「否だ! 断じて否と叫ぶぞ! ヒーローが逃げるわけにいかない! ヒーローは絶対に退かないものだ! もしも貴様らが無理だと思うならば!」, 「俺を呼べ。この炎で貴様らの魂を燃やしてやる。震えているな、それは怖さじゃないだろう」, 「ならば後は前に進むだけだ! 行くぞ! ヒーローたちよ! 今こそ見せてやる! ヴィランどもに、この世界に貴様たちの『悪事』が挟む余地はないとな!!」, 誰もが不安そうに見ていた、一般人は怖さで震えていたのが、今では誰もが安心した顔で見ていた。, 「焦凍、見ていろ。今までの私ではない、今の私を。これが貴様に見せる、最高のヒーロー(父親として)の背中だ」, 強個性であり、万能的で無敵でもある。ただし、ストレス耐性と胃薬が必要である『完結』.

ツインズ・ラフ【轟焦凍】 【mha】目を見て言って。3; 父には媚びを、弟には愛を 4【ヒロアカ】 【mha】僕のヴィラン物語 2; 父には媚びを、弟には愛を 5【ヒロアカ】 父には媚びを、弟には愛を 2【ヒロアカ】 善逸のお姉さんはマフィア?其の肆!

hrak (yaoi), Bakugo/Todoroki, Dabi/Todoroki, Katsuki Bakugo are the most prominent tags for this work posted on November 30th, 2017.

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178 videos Play all クラスメイトの轟焦凍 夢小説 オレンジブラック Kalafina - Kagayakusoranoshijimaniha - Duration: 4:23.

It includes tags such as "僕のヒーローアカデミア", "冨岡義勇" and more ひどく懐かしい声がする。よく聞き知った声。自分の周りに何人もの人がいるのを感じた。, 目を開けるとそこは自分が暮らしていた寮のエントランス。一番近いのは切島 鋭児郎の顔。どうやら彼に抱き起こされている様だった。, 目を開いた自分を見た切島の顔が笑顔に変わる。視線を回すとクラスメイト達の顔がそれぞれに映った。誰も彼も心配そうにこちらを見ていた。, 涙目になりながら切島は出久に叫ぶ。近くで大きな声を出されてびっくりしたが、それだけ彼が自分を心配してくれていたのがわかった。それを皮切りにクラスメイト達が口々に語りかけてくる。, それはつまり・・・大好きな、最後まで一緒に戦ってくれた愛しい彼女ともう二度と会えないという事なのだろう。, 事実が耐え切れない程に出久を掻き毟る。自分は帰りたかった世界に戻って来た。本来ならば喜ぶべき事のはずである。, クラスメイトによって保健室に運ばれた出久はリカバリーガールによる治療を受けて、ベッドに寝かされていた。, 苦言を伝えてくるリカバリーガールの言葉は全くといっていいほどに響いてこなかった。胸を占めるのは喪失感。失ってしまった最愛の女性の事。眠れぬ日を続ける。, ベッドを包んでいたカーテンが遠慮がちに開けられる。そこにいたのはガイコツの様な風貌の男性。彼は眉を寄せてこちらを見下ろしていた。, 出久の名を呼んだ後、オールマイトは何も言わなかった。横になる出久を見下ろしていた。やがて近くに備え付けられた椅子に座り込む。, 出久は願っていた師との再会に心が踊らなかった。ただ『あぁ、オールマイトだ』とぼんやりとその顔を眺める。, そこから暫くの間二人は無言の時を過ごす。時間にしたらそんなに長くは無かったかもしれない。でも二人にはとても長い時間に感じられた。, 搾り出されたオールマイトの一言。それを言うだけで精一杯といった彼は出久の左手を握りながら告げられた。僅かに震えているのを出久は感じる。, 「いきなり君がいなくなって・・・ヴィラン連合に連れ去られたのではないかと。若しくは私がかつて倒したヴィランに報復として連れて行かれたのではないかと」, 顔を伏せたまま自分の手に体温を伝えてくる師は今この場に戻って来てくれた出久に感謝を伝えている。ポタリと床に涙が落ちて弾けた。, 初めて見るオールマイトが号泣するシーン。彼の大ファンとしてとても貴重なものを見たという反面、それを自分が意図せずとも引き起こしてしまった事実に胸が痛む。思わず謝罪の言葉が口から出ていた。, 出久の左手はいつの間にかオールマイトの両手に包まれていた。温かいその手は彼の心に広がっていく。いつの間にやら出久も泣いていた。師と弟子、そして男同士、なりふり構わず涙を流す。, 泣きながら出久は思う。帰るべき場所があるというのは本当に素晴らしい事なのだろう。今そこに、自分は戻ってこられたのだ。, 翌日にはクラスメイト達がお見舞いに来てくれた。彼等は遠慮というものを知らない。勿論、良い意味でだ。, 変わらない日常に帰ってきた。それを実感出来る彼等との会話は出久に安堵感を与えてくれる。, 彼等は不在の期間何があったのかを口々に問いただす。質問攻めにあった出久は観念して自分の体験した事を語り出した。, 「えっと。端的に言えば・・・別の世界に行って、そこで戦う人達に協力してもらってオール・フォー・ワンを倒してきたんだけど」, 出久なりに一ヶ月程の体験を出来るだけ最短に圧縮してみた。なかなかよく纏まっていると思う。, しかしそれを聞いた彼等は押し黙る。保健室に静寂が訪れた。だがそれは一瞬だけだった。, 砂藤はベッドに迫る勢いでやってくる。彼にしては珍しい行動だ。青山もポーズをとりながらウインクを投げかけてきた。, 「ううん。その世界ではヒーローはいなかった。けど特別な災害から人を守る人たちが居たんだ」, 目の前で雄英の女子制服が宙を動き回る。葉隠の個性『透明化』は久々に見るとインパクトがあった。, でもあの世界にいたのはノイズと戦う装者達。通常兵器の通じないノイズと命懸けで戦うシンフォギアを纏う彼女らに一人のヒーローとして出久は敬意を払う。, 「『シンフォギア』って言うんだけど。歌の力で聖遺物の力を増幅させて、鎧みたいに変化させるんだ。その力だけがノイズっていう人々に害なす存在と戦う事が出来るんだって」, 「個性じゃなくて人が作ったシステムらしいんだ。でも作った人はもういなくなってしまっているから殆どブラックボックスになっているんだって」, 「その人達に助けてもらった。行く宛のない僕はS.O.N.G.っていう国連組織の人に住む場所とかを用意してもらって・・・」, 平和な日常から、ノイズと共に戦った装者との話。端末に保存された写真を見せながら、仲間を一人一人紹介する。, 別世界の爆豪や轟の話になると当事者の二人は食い入る様に聞き入っていた。無論、色々と話は伏せる。大勢の前で彼らの凶行を話したくはなかった。あくまでも操られていたという体にしておく。, 切島と上鳴が彼をなんとか引き離そうとするが自分がヴィランになっていたという事実が許せないらしい。二人を振り切ろうとする爆豪を常闇が黒影(ダークシャドウ)を呼び出して拘束する。, そんな暴れる彼を出久は静かに見つめた。目を逸らさずにじっ、とその瞳を見つめ続ける。その目から言いたい事を感じ取ってくれた彼は周りには聞こえない声量で耳打ちしてくる。, 乱暴に襟から手を離した爆豪は悪態を吐きながら壁に寄りかかると目を閉じた。ある意味いつも通りの爆豪ムーブ。出久はその目を轟にも向ける。彼も小さく頷いた。, その中でいつの間にか胸に揺れるネックレスを掴んでいる事を出久は気がついていなかった。, 夕方。クラスメイト達は帰り、誰も居なくなった部屋に一人でいるとノックの音が響く。それに重なる様に僅かに遠慮する声がドア越しに聞こえた。, ドアを開けたのは轟 焦凍。後ろには爆豪を伴っていた。二人はどこか神妙な面持ちで側の椅子に腰掛ける。わざわざ呼び立てる形になってしまった事を出久は詫びた。, 彼等から聞いた事をそのまま自分の知る二人に伝える。彼等は出久の話に口を挟まなかった。真っ先に激昂すると思っていた爆豪が静かに聞いている様に出久は内心少しだけ驚く。, そして全てを話し終えると長い沈黙が部屋にやって来る。それを破ったのは爆豪 勝己だった。, 吐き捨てるみたいに言うと席を立ち、部屋を後にする。別に出久を責めるわけでも問うてる訳でもなかった。ただ一言言い残し、彼はいなくなる。その後鈍い音と部屋を震わす振動が感じられた。, その質問は伏し目がちに、そして若干の不安を持って投げかけられる。組んだその手が僅かに震えていた。それを確認しながらも出久は馬鹿正直に自分の見た轟 焦凍を語り出した。, 「あの轟君はどこか悲しい存在に見えた。自分の過去を正当化しようと躍起になっていたとも言えるかな・・・。でもエンデヴァーを殺害してヴィランとなってはいたけど、根本には『君』が確かにいた。もし本当にそうだったとしたらもっと他に打てる手があるはずなのにしなかったんだ。そして・・・」, 言葉を繋げた轟は出久と目を合わせずに呟く。彼の言葉に感情はなかった。ただ事実を確認しているという彼らしい冷静な分析。, 応え笑う轟は満足そうに頷き、部屋を出て行こうとする。その寸前、立ち止まると背中を向けたままこう言った。, 肩を並べ合う二人の有精卵は再度、自分達の目標を口にする。顔だけこちらに向けた轟は珍しくニッ、と笑う。, 胸の辺りをトントンと突きながら不思議そうな顔で言ってくる彼に出久はネックレスの事だと思い当たり、流れで自然に答えてしまった。, 出久はそこで口に手を当て自らの失言に気がついた。その反応から先程の言葉が友人を指すものの方では無い事を確信した轟はなんとも言えない顔になる。, 出久が普段しない咎める様な口調に謝る轟は内心『本当に変わるんだな』と思ったが口にはしない。, 目の前のクラスメイトが轟には別人に見えた。知っている同じ緑谷 出久のはずだが、やはり違う。人として成長している。そんな気がした。, 「切歌ちゃんに会いたい・・・。もっともっと話したい事があったのに、もう・・・もう僕は彼女と・・・」, あの世界で確かに聞こえた、その世界にいるという証明だった『胸の歌』はもう僕の中で誰も歌っていない。, そんなひたすらに一人の女性を想い、泣き続ける異世界を救ってきたヒーローに轟 焦凍は声をかける。, 「約七十億人だ。この世界にはそれだけの人が生きている。この中で個性に目覚めているのは八割と言われている。この意味がわかるか? 単純な計算で五十六億人の人間が個性を持っている。その中には『異世界に渡る個性』を持っているやつが一人くらいいてもおかしくはないだろ」, 「お前は誰かを救けるヒーローだ。でもヒーローが救けられちゃいけないわけじゃねぇ。誰かはお前を救けてくれるヒーローなんだ」, でも想う涙から、感謝の涙へと意味が変わる。滂沱の雨は止まない。暫くの間、降り続けた。, その特殊な事情から不在の間の件はその期間の詳細なレポートを提出し、校長以下教師陣からの尋問(という名の質問会)を受ける事で埋め合わせる事で落ち着き、出久の日常は戻ってくる。, S.O.N.G.の制服はクローゼットに仕舞われていた。元の制服や携帯、ヒーロースーツはあの世界に置いてきてしまったので新調する必要があり、その関係から母には心配をかけないために若干の嘘をついた。曰く『遠征中に色々やらかしてしまい、壊してしまった』と。, ・・・もし一月も行方不明だった事実を告げたら卒倒では済まないだろう。その点では雄英が事実を伏せていてくれた事に感謝をする。, 出久は目を覚ます。そこは見知った寮の自室。見知った天井を見上げると、身体を起こす。, 机の上に目をやると置かれたS.O.N.G.の携帯端末は画面を暗くしていたが確かに有る。端末、仕舞われた制服、そして切歌からのネックレスだけが自分が別世界にいた証明だった。, ・・・いや違う。今のバイブレーションはポケットからでは無かった。硬いものに乗った時にする音だ。, 出久は思わず卓上の端末を手に取る。S.O.N.G.の端末は半月前にバッテリーが切れて、もはや置物と化していた。この世界で受信出来るものはない。, 自嘲気味に笑い、そっと端末を元の位置に置くと気のせいだったと自分に言い聞かせて部屋を出た。, 「ご飯は炊いてあるし、確か鮭があったからそれを焼いて・・・となると和食か。轟君が喜びそうだな」, 降り終えると、女子棟の方からも階段を降りる音がする。今日の当番は梅雨ちゃんの筈だ。, 相変わらず彼女を苗字呼ぶ癖が抜けない。彼女からは名前で呼んでほしいと言われているのにだ。級友となって数ヶ月経つのに未だにやらかしてしまう。, 階段を降りてきたのは蛙吹 梅雨ではなかった。階段を降りてきたのは制服は制服でもS.O.N.G.制服を着た少女。金髪に出久の良く知った髪飾りを付けた少女が目の前にいた。, 確かめる声が耳に届く。聴き間違えるはずがない。だって大好きな彼女の声なのだから。大きな目を見開いた彼女は出久の姿を確かめる。, 次に来たのはその身への衝撃。彼女の身体が自身にぶつかっている。違う。その両腕で抱きしめられているのだ。, 背に回された腕は自分の背中に爪を立てて食い込む。それは彼女がここにいる事を証明する。痛みはない。でもその突き立てられる指の強さがそのまま彼女の想いだった。, 彼女の名を呼ぶ。大好きな、愛しの彼女の名を叫ぶ。この腕は離さない、絶対に離してたまるものか!, 思えば大きな声を出した。この声で起きてくる級友がいるかもしれない。実際、頭上から幾つものドアの開く音と階段を降りる音が聞こえてくる。, それを聞きながら出久は切歌の目を見つめ返す。潤む目をする彼女に自分の想いを、堪え切れない想いを歌う。, その遠慮がちな声に驚き、慌てて背筋を伸ばす出久の目線は半眼で眺めてくる調と顔を赤くしたマリアを捉える。, 今度は二人が顔を真っ赤にする番だった。その身はわたわたと離れるが、手だけはしっかりと繋いでいる。, いつの間にやらロビーには1-Aの全員が揃っていた。騒がしくなるその中で一際不機嫌な顔をした少年を見つけた切歌が叫ぶ。, 切歌の発言に業を煮やした爆豪が飛びかかるために姿勢を低く構えた瞬間、出久が切歌の前に進み出た。, 「かっちゃん、気を悪くしたなら本当にごめん。でも・・・切歌ちゃんに手を出すなら、君でも許さない」, 愛する人に向けられた敵意に出久の瞳が炎を宿す。爆豪をはじめとしたクラスメイトの全員がこれまで見た事のない出久の瞳の色。, 爆豪は舌打ちしながら戦意を解いた。決して気圧された訳ではない。今の彼と戦うのはかなり面倒くさい事になると思っただけである。, 出久のその対応から感の良い何名かはその意味を察していた。その一人である芦戸は思わず麗日の方を振り向く。彼女は麗日の密かな恋心を知る数少ない一人であり、それを応援していた。だがその先には目から光を失った麗日が口を一文字にして、想い人を見つめて続けている。そのなんと悲しげな事か。, ・・・何処にでも空気の読めない、またはタイミングの悪い者はいる。今回はそれが峰田だった。彼は嫉妬の炎を滾らせると二人に詰め寄ってきた。血走る目で信じたくはない、と質問を続けた。, 峰田の問いに答えたのは出久ではなく切歌だ。彼女は出久の手をもう一度握ると、目の前の人々へ宣言する。, その声はあまりに大きく、担任の相澤を無事に召喚する。相澤は見知らぬ三人を雄英への侵入者として捕縛布にて即座に拘束、連行する。その手際は装者に聖詠を歌う隙さえ許さない、現役ヒーローとして素晴らしい手際だった。, そして三人に追いすがる出久を『重要参考人』として同様に拘束すると四人は仲良く教員室へ連れて行かれてしまう。, 彼女の胸元にはギアペンダントが揺れる。そこには他の装者のものには付いていない光がある。チェーンに絡められたリングが登り始めた太陽の光を反射して煌めいていた。, そのやりとりを見ていた相澤、マリア、調はその熱に当てられたように視線を泳がせた。この二人、自分達が側にいる事を忘れているに違いない。, そうやって目を腫らした君が二度と悲しまない様に笑える、そんなヒーローになる為の歌を歌おう。.

「焦凍、挨拶しろ。俺の客だ」 「…あぁ。俺は轟 焦凍。よろしく頼む」 焦凍のぶっきらぼうな挨拶に鉄砲は大人っぽいなぁと考えながら自らも挨拶を返した。 「焦凍くん、大きくなったなぁ。俺の事は覚え … 178 videos Play all クラスメイトの轟焦凍 夢小説 オレンジブラック 【ヒロアカSS】2/3 発目「好きな人…そうですね…緑谷さんですかね! 」麗日「! シスコンである。 莉愛に秘密がある事を知っているが、 踏み込まない方がいいと判断し、知らない振りをしている。 その他は、原作と一緒。 轟莉愛の氷結の個性の技について 氷を作り自分から半径3kmまで自由自在に操れるぞ!

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Kalafina Official YouTube Channel Recommended for you The novel "勝己くんと半分頭" includes tags such as "轟焦凍", "幼少期" and more. それが、焦凍が“個性”を半分だけ使うことを徹底しつつ、No.1の座に固執する理由であった。 そのためか、焦凍のヒーローコスチュームはまるで封じ込めるように左半身のみが氷の塊のようなもので覆われているデザインとなっている。 4. 4. 強個性であり、万能的で無敵でもある。ただし、ストレス耐性と胃薬が必要である『完結』   作:サルスベリ, 轟は氷結のために腕を振るいかけた途中で、弾き飛ばされた。弾丸、砲弾そんなものじゃない、ただの衝撃波だ。, まさか、腕の一振りで。そんなことがありえるのかと疑問が脳裏をよぎる間にも、彼は距離を詰めてくる。, ゆっくりと、しかししっかりとした足取り。一歩一歩も踏みしめる足と同時に、迫ってくる巨大な鋼鉄の城。, まるで海に浮かぶ戦艦。人間の数倍の大きさを誇り、何者も寄せ付けない圧力を与える、巨大な獰猛な獣。, あれが、『グリーン・シップ』。灰褐色の装甲には緑色の光が走る、三連装の主砲が幾つも浮かび、空には航空機が舞い踊る。, 逃がさない、通さない、誰にも屈しない。無言で語る瞳に、轟は気圧されるよりも嬉しくなってきた。, 追いついたいと願った彼がそこにいる、理想と思った彼が目の前にいる。大勢を護っていた意思が、ただ轟・焦凍を倒すために向けられていることを、彼自身は怖さよりも嬉しさが込み上げてきた。, 自然と笑顔になっていく。冷笑や凄味のある笑みじゃない、心の底から嬉しいと思って浮かべる笑顔だ。, 理屈なんて知らない、この後のことなんてどうでもいい。優勝なんてもう意味がない、誰よりも正しくあるために勝つ、そんなことがどうでもよく感じられる。, ただ、勝ちたい。この人に、あの『ヒーロー』に。戦って、何度でも挑んで無様でも何度でも向かって行って。, 簡単な話じゃない。今も巨大な氷は、相手の腕の一振りで砕け散った、足元を覆うような氷結は、足の踏み込みで粉砕された。, 何度も繰り返す。馬鹿の一つ覚え、そう見えるかもしれない。通じないのに何度も氷を繰り出す自分が、周りにそう映っているかもしれない。, でも、それでもいい。愚直なまでに同じことを、何度も何度でもやってやる。通じるまで、『グリーン・シップ』に届くまで、何度だって。, 「そうだよな、ああそうだ! ヒーローは諦めない! そうだったよな緑谷、いいや『グリーン・シップ』!」, 密度を上げろ、精度を組み直せ。昔から使っていたことだ、あいつが嫌いだから炎を封印してから、何万回と使っていた氷結の能力。, この程度、いいやもっとだ。冷たく、震えるほどに深く、不純物など一切ない、深く沈みこむように、広くすべてを捕らえるように。, 『てめぇは半端だな』と言った彼を思い出す。最初は炎を使わないからかと思った。二つの能力の片方だけだからと、勝手に考えていた。, 違う、彼が言いたかったのは『使っている能力を中途半端に振り回してる』だけ。極めることも、能力の幅を広げることもせず、子供のように拳を振り回すだけ。, 決意は見事だ、願いを叩きつけたこと、自分の内心を暴露したことはよくぞ言ったと褒めてやれるが、その後の攻撃はお粗末でしかない。, 「轟は願いを見せた。戦いてぇって本気で願った、その願いに答えなきゃ俺はあいつをぶっ飛ばしていた」, 切島は不安なのかもしれない。なおも食いついてくる物言いに、爆豪は小さくため息をつく。, 「俺とあいつの名前は、多くの人の願いで出来ている。願って名付けられて、俺達はあの姿になれた。だからな、誰かの願いを無碍にしたら、その瞬間から俺達はあの姿でいる『資格(権利)』を失うんだよ」, 自分だけの能力じゃないから、例え自分が死ぬことになっても自分のためには使わない。どんな状況に追い込まれても、絶望的な何かが迫っても、自分のためなんか使わない。, 「あるんだよ。力は、ただ力でしかねぇ。それは麻薬みたいに持った奴を狂わせる。無自覚で振るったら、誰かを助けるつもりが、誰かを傷つけることはよくある話だ」, 周りをチラリと爆豪は見回す。A組の誰もが聞き入っているようだが、聞かれて困る話じゃない。, 「だから、俺とデクは決めた。あの力は、誰かを助けるため、誰かの願いのためにってな。特にデクの艤装は、その願いの純度が高いからな」, あの人達のことを言ってもいいものか、けれどここまで語って言わないわけにいかないだろう。, 「かつてな、救いたい人たちを救えずに沈んだ人たち、その人たちの『今度こそ』って願いを込められたのが、あの艤装だ。二度はない、二度とこぼさないって決意の証なんだよ」, ギュッと拳を握る。解っていると爆豪は思う、これは嫉妬だ。同じ場所で訓練して、同じ人に師事してもらっても、同じものは与えられないように、爆豪と緑谷の能力としてのスタートラインは、まったく違う。, 爆豪・勝己の能力が両親の願いから始まり、『祈りが込められた』コスチュームを得て、多くの願いを集めて『シンガー・ボマー』になった。, 緑谷・出久は両親の悲しみから始まって、艦娘達の嘆きと決意の艤装を得て、多くの願いを集めて『グリーン・シップ』になった。, どちらも、自分にないものを羨んで、それで嫉妬を抱えながらも、それを糧にして願いを果たすために進んできた。, 「あいつ、やりやがった。そうだよ、それでいいんだよ。おまえは氷が使える、氷結だろうが。だから、『凍らせる』ことができるのが、空気や水分とか物質だけって誰が決めた」, 「やれよ、やってやれよ! 行けよ轟・焦凍! おまえはな、二分の一じゃねぇんだ! おまえは『二つの極み』を行けるんだよ! 俺達は一つで無限大になれる! ならおまえは二つ持って『最大限』になれるんだよ!」, 緑谷・出久は感じていた。今までと明らかに違う、と。明らかに能力の深さが違う、密度が違う、そんな単純な言葉じゃない。, くる、絶対に来る。あのアインズが一度だけ見せたことある、秘儀。絶対的な効果を持ち、決まればほぼすべてが『抵抗できずに終わる』。, けれど、緑谷は怖さよりも嬉しさが勝る。何度も訓練してもできなかったことが、こんな大舞台で出来るようになるなんて。, 『マジか?!』と田中・一郎が観客席で叫んだ、今までアインズしか成功させたことがない絶対能力は、こうして轟・焦凍の手によって世間に知らしめられた。, ギャラリーで爆豪が大騒ぎで喜んでいるのが聞こえる。少しは心配してほしいな、なんて思う緑谷だったが、気持ち的には同じだ。, 凄いなと思いながらも、彼は『勇気の結晶』に勇気を注ぐ。全身の力が増す、艤装に走る緑色の光が増していき、装甲全体が緑色の光を宿す。, 瞬間、空間凍結が弾け飛んだ。幾重にも重なり、砕け散って流れていく欠片は、まるでスターダストのように周囲を照らし続けた。, まさかミラーリング・システムまで使うことになるなんて。油断できないな、少しでも油断していたら追い抜かれてしまいそうだ、今まで圧倒的な実力差を示していたなんて、余裕を持つなんてことはできない。, 『グリーン・シップ』を、『シンガー・ボマー』を、あるいはオールマイトさえも、追い抜いてナンバーワンになるかもしれない。, 追い抜かれるかもしれない怖さはある、けれど楽しみでもある。誰が自分達を追い抜いて、もっと強いヒーローになってくれるか。, パチパチと小さな拍手が聞こえてきた。きっと、今の彼に対しての称賛だ、と緑谷が音の元へと顔を向けていき、凍りついた。, 闇のような漆黒の姿、鎧を纏った怪物。そんな印象を受ける相手のことを、彼は何度か見たことはある。, 怖いと感じる、まるで周囲すべてが何も見えない闇に覆われたような、奇妙な圧迫を与えながらも、彼は世間話でもするように歩いてきた。, 「素晴らしいね、君は今の僕と相対しても折れることはない。やはり、君とあちらの彼は、間違いなく違うね」, 「名乗るのが遅れたね、『オール・フォー・ワン』だ。つまり、君たちの倒すべき『ラスボス(障害)』だよ」, 嬉しそうに語る彼に答えるように、大歓声をあげて『とある集団』が雄英体育祭の会場に出現した。, 大勢の声がする、観客席の一番上から出現したヴィラン達に、観客達はパニックを起こしたように逃げ惑う。その姿をニヤニヤしながら見つめるヴィラン連合に、ヒーロー達は動きだしかけて足を止めた。, 誰も彼もが手配書で見たことがある顔ぶれだ。殺人罪、重犯罪、中にはヒーローを何人も殺してるような顔まである。, 勝てない。無理だ、いくらヒーローとはいえ、正義を語り無謀にも突撃する者達ばかりじゃない。, 仕事だから、ヒーロー資格を持っているからと戦っている人たちもいる。普段から困った人の手助けをしていて、戦うなんて滅多にないヒーローに、今から戦えなんて言えない。, 一人、一人と足を止めて、足が下がる。誰もが周りを見回し、同じように蒼白になった仲間を見て、無理だと視線を下げてしまう。, 助けたいと思う、救いたいって気持ちはある。でも、怖い。殺気を受けて体が震えて仕方がない。, 燃え上がる炎、決して揺るぐことなくただ立つ背中が、昔とはまったく違ったように見える。, 「人間だからな、逃げたくなる気持ちもわからんでもない。俺も色々と間違えた、ヴィランだと言われたこともある」, 「逃げて、ヒーローといえるのか? 逃げた先に何があるのか解っているのか。俺達はヒーローだ。ヒーローが逃げて、その後に待っていることが解らないのか?」, 穏やかに語る彼は、今までとは違っていた。怒りと憎しみで歪んでいた顔は、今はすっきりと穏やかで、燃え上がる炎はただ赤く力強い。, 叫び声が、再び会場を揺らす。逃げかけた足が止まり、震えていた彼だが、別の震えに襲われた。, 「俺たちはヒーローだ! 逃げて見捨ててその先でヒーローを名乗れるものか?! 逃げるな! 迷うな! 真っ直ぐに敵を見つめろ! その背中を見せつけろ! 護るべき者達に、我々がここにいるぞ!と叫び続けろ!」, 「逃げるな! 我らヒーローに退避も後退も敗北も許されない! 俺たちが負けたら逃げたら! 力なき者達が絶望に染まるだけだ! そんなことでいいのか?! そんなことを見て仕方がないというつもりか!」, 熱が伝わる、誰もが震えている。これは恐怖じゃない、体の底から震えるほどに全身を貫くのはもっと違うものだ。, 「否だ! 断じて否と叫ぶぞ! ヒーローが逃げるわけにいかない! ヒーローは絶対に退かないものだ! もしも貴様らが無理だと思うならば!」, 「俺を呼べ。この炎で貴様らの魂を燃やしてやる。震えているな、それは怖さじゃないだろう」, 「ならば後は前に進むだけだ! 行くぞ! ヒーローたちよ! 今こそ見せてやる! ヴィランどもに、この世界に貴様たちの『悪事』が挟む余地はないとな!!」, 誰もが不安そうに見ていた、一般人は怖さで震えていたのが、今では誰もが安心した顔で見ていた。, 「焦凍、見ていろ。今までの私ではない、今の私を。これが貴様に見せる、最高のヒーロー(父親として)の背中だ」, 強個性であり、万能的で無敵でもある。ただし、ストレス耐性と胃薬が必要である『完結』.

ツインズ・ラフ【轟焦凍】 【mha】目を見て言って。3; 父には媚びを、弟には愛を 4【ヒロアカ】 【mha】僕のヴィラン物語 2; 父には媚びを、弟には愛を 5【ヒロアカ】 父には媚びを、弟には愛を 2【ヒロアカ】 善逸のお姉さんはマフィア?其の肆!

hrak (yaoi), Bakugo/Todoroki, Dabi/Todoroki, Katsuki Bakugo are the most prominent tags for this work posted on November 30th, 2017.

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178 videos Play all クラスメイトの轟焦凍 夢小説 オレンジブラック Kalafina - Kagayakusoranoshijimaniha - Duration: 4:23.

It includes tags such as "僕のヒーローアカデミア", "冨岡義勇" and more ひどく懐かしい声がする。よく聞き知った声。自分の周りに何人もの人がいるのを感じた。, 目を開けるとそこは自分が暮らしていた寮のエントランス。一番近いのは切島 鋭児郎の顔。どうやら彼に抱き起こされている様だった。, 目を開いた自分を見た切島の顔が笑顔に変わる。視線を回すとクラスメイト達の顔がそれぞれに映った。誰も彼も心配そうにこちらを見ていた。, 涙目になりながら切島は出久に叫ぶ。近くで大きな声を出されてびっくりしたが、それだけ彼が自分を心配してくれていたのがわかった。それを皮切りにクラスメイト達が口々に語りかけてくる。, それはつまり・・・大好きな、最後まで一緒に戦ってくれた愛しい彼女ともう二度と会えないという事なのだろう。, 事実が耐え切れない程に出久を掻き毟る。自分は帰りたかった世界に戻って来た。本来ならば喜ぶべき事のはずである。, クラスメイトによって保健室に運ばれた出久はリカバリーガールによる治療を受けて、ベッドに寝かされていた。, 苦言を伝えてくるリカバリーガールの言葉は全くといっていいほどに響いてこなかった。胸を占めるのは喪失感。失ってしまった最愛の女性の事。眠れぬ日を続ける。, ベッドを包んでいたカーテンが遠慮がちに開けられる。そこにいたのはガイコツの様な風貌の男性。彼は眉を寄せてこちらを見下ろしていた。, 出久の名を呼んだ後、オールマイトは何も言わなかった。横になる出久を見下ろしていた。やがて近くに備え付けられた椅子に座り込む。, 出久は願っていた師との再会に心が踊らなかった。ただ『あぁ、オールマイトだ』とぼんやりとその顔を眺める。, そこから暫くの間二人は無言の時を過ごす。時間にしたらそんなに長くは無かったかもしれない。でも二人にはとても長い時間に感じられた。, 搾り出されたオールマイトの一言。それを言うだけで精一杯といった彼は出久の左手を握りながら告げられた。僅かに震えているのを出久は感じる。, 「いきなり君がいなくなって・・・ヴィラン連合に連れ去られたのではないかと。若しくは私がかつて倒したヴィランに報復として連れて行かれたのではないかと」, 顔を伏せたまま自分の手に体温を伝えてくる師は今この場に戻って来てくれた出久に感謝を伝えている。ポタリと床に涙が落ちて弾けた。, 初めて見るオールマイトが号泣するシーン。彼の大ファンとしてとても貴重なものを見たという反面、それを自分が意図せずとも引き起こしてしまった事実に胸が痛む。思わず謝罪の言葉が口から出ていた。, 出久の左手はいつの間にかオールマイトの両手に包まれていた。温かいその手は彼の心に広がっていく。いつの間にやら出久も泣いていた。師と弟子、そして男同士、なりふり構わず涙を流す。, 泣きながら出久は思う。帰るべき場所があるというのは本当に素晴らしい事なのだろう。今そこに、自分は戻ってこられたのだ。, 翌日にはクラスメイト達がお見舞いに来てくれた。彼等は遠慮というものを知らない。勿論、良い意味でだ。, 変わらない日常に帰ってきた。それを実感出来る彼等との会話は出久に安堵感を与えてくれる。, 彼等は不在の期間何があったのかを口々に問いただす。質問攻めにあった出久は観念して自分の体験した事を語り出した。, 「えっと。端的に言えば・・・別の世界に行って、そこで戦う人達に協力してもらってオール・フォー・ワンを倒してきたんだけど」, 出久なりに一ヶ月程の体験を出来るだけ最短に圧縮してみた。なかなかよく纏まっていると思う。, しかしそれを聞いた彼等は押し黙る。保健室に静寂が訪れた。だがそれは一瞬だけだった。, 砂藤はベッドに迫る勢いでやってくる。彼にしては珍しい行動だ。青山もポーズをとりながらウインクを投げかけてきた。, 「ううん。その世界ではヒーローはいなかった。けど特別な災害から人を守る人たちが居たんだ」, 目の前で雄英の女子制服が宙を動き回る。葉隠の個性『透明化』は久々に見るとインパクトがあった。, でもあの世界にいたのはノイズと戦う装者達。通常兵器の通じないノイズと命懸けで戦うシンフォギアを纏う彼女らに一人のヒーローとして出久は敬意を払う。, 「『シンフォギア』って言うんだけど。歌の力で聖遺物の力を増幅させて、鎧みたいに変化させるんだ。その力だけがノイズっていう人々に害なす存在と戦う事が出来るんだって」, 「個性じゃなくて人が作ったシステムらしいんだ。でも作った人はもういなくなってしまっているから殆どブラックボックスになっているんだって」, 「その人達に助けてもらった。行く宛のない僕はS.O.N.G.っていう国連組織の人に住む場所とかを用意してもらって・・・」, 平和な日常から、ノイズと共に戦った装者との話。端末に保存された写真を見せながら、仲間を一人一人紹介する。, 別世界の爆豪や轟の話になると当事者の二人は食い入る様に聞き入っていた。無論、色々と話は伏せる。大勢の前で彼らの凶行を話したくはなかった。あくまでも操られていたという体にしておく。, 切島と上鳴が彼をなんとか引き離そうとするが自分がヴィランになっていたという事実が許せないらしい。二人を振り切ろうとする爆豪を常闇が黒影(ダークシャドウ)を呼び出して拘束する。, そんな暴れる彼を出久は静かに見つめた。目を逸らさずにじっ、とその瞳を見つめ続ける。その目から言いたい事を感じ取ってくれた彼は周りには聞こえない声量で耳打ちしてくる。, 乱暴に襟から手を離した爆豪は悪態を吐きながら壁に寄りかかると目を閉じた。ある意味いつも通りの爆豪ムーブ。出久はその目を轟にも向ける。彼も小さく頷いた。, その中でいつの間にか胸に揺れるネックレスを掴んでいる事を出久は気がついていなかった。, 夕方。クラスメイト達は帰り、誰も居なくなった部屋に一人でいるとノックの音が響く。それに重なる様に僅かに遠慮する声がドア越しに聞こえた。, ドアを開けたのは轟 焦凍。後ろには爆豪を伴っていた。二人はどこか神妙な面持ちで側の椅子に腰掛ける。わざわざ呼び立てる形になってしまった事を出久は詫びた。, 彼等から聞いた事をそのまま自分の知る二人に伝える。彼等は出久の話に口を挟まなかった。真っ先に激昂すると思っていた爆豪が静かに聞いている様に出久は内心少しだけ驚く。, そして全てを話し終えると長い沈黙が部屋にやって来る。それを破ったのは爆豪 勝己だった。, 吐き捨てるみたいに言うと席を立ち、部屋を後にする。別に出久を責めるわけでも問うてる訳でもなかった。ただ一言言い残し、彼はいなくなる。その後鈍い音と部屋を震わす振動が感じられた。, その質問は伏し目がちに、そして若干の不安を持って投げかけられる。組んだその手が僅かに震えていた。それを確認しながらも出久は馬鹿正直に自分の見た轟 焦凍を語り出した。, 「あの轟君はどこか悲しい存在に見えた。自分の過去を正当化しようと躍起になっていたとも言えるかな・・・。でもエンデヴァーを殺害してヴィランとなってはいたけど、根本には『君』が確かにいた。もし本当にそうだったとしたらもっと他に打てる手があるはずなのにしなかったんだ。そして・・・」, 言葉を繋げた轟は出久と目を合わせずに呟く。彼の言葉に感情はなかった。ただ事実を確認しているという彼らしい冷静な分析。, 応え笑う轟は満足そうに頷き、部屋を出て行こうとする。その寸前、立ち止まると背中を向けたままこう言った。, 肩を並べ合う二人の有精卵は再度、自分達の目標を口にする。顔だけこちらに向けた轟は珍しくニッ、と笑う。, 胸の辺りをトントンと突きながら不思議そうな顔で言ってくる彼に出久はネックレスの事だと思い当たり、流れで自然に答えてしまった。, 出久はそこで口に手を当て自らの失言に気がついた。その反応から先程の言葉が友人を指すものの方では無い事を確信した轟はなんとも言えない顔になる。, 出久が普段しない咎める様な口調に謝る轟は内心『本当に変わるんだな』と思ったが口にはしない。, 目の前のクラスメイトが轟には別人に見えた。知っている同じ緑谷 出久のはずだが、やはり違う。人として成長している。そんな気がした。, 「切歌ちゃんに会いたい・・・。もっともっと話したい事があったのに、もう・・・もう僕は彼女と・・・」, あの世界で確かに聞こえた、その世界にいるという証明だった『胸の歌』はもう僕の中で誰も歌っていない。, そんなひたすらに一人の女性を想い、泣き続ける異世界を救ってきたヒーローに轟 焦凍は声をかける。, 「約七十億人だ。この世界にはそれだけの人が生きている。この中で個性に目覚めているのは八割と言われている。この意味がわかるか? 単純な計算で五十六億人の人間が個性を持っている。その中には『異世界に渡る個性』を持っているやつが一人くらいいてもおかしくはないだろ」, 「お前は誰かを救けるヒーローだ。でもヒーローが救けられちゃいけないわけじゃねぇ。誰かはお前を救けてくれるヒーローなんだ」, でも想う涙から、感謝の涙へと意味が変わる。滂沱の雨は止まない。暫くの間、降り続けた。, その特殊な事情から不在の間の件はその期間の詳細なレポートを提出し、校長以下教師陣からの尋問(という名の質問会)を受ける事で埋め合わせる事で落ち着き、出久の日常は戻ってくる。, S.O.N.G.の制服はクローゼットに仕舞われていた。元の制服や携帯、ヒーロースーツはあの世界に置いてきてしまったので新調する必要があり、その関係から母には心配をかけないために若干の嘘をついた。曰く『遠征中に色々やらかしてしまい、壊してしまった』と。, ・・・もし一月も行方不明だった事実を告げたら卒倒では済まないだろう。その点では雄英が事実を伏せていてくれた事に感謝をする。, 出久は目を覚ます。そこは見知った寮の自室。見知った天井を見上げると、身体を起こす。, 机の上に目をやると置かれたS.O.N.G.の携帯端末は画面を暗くしていたが確かに有る。端末、仕舞われた制服、そして切歌からのネックレスだけが自分が別世界にいた証明だった。, ・・・いや違う。今のバイブレーションはポケットからでは無かった。硬いものに乗った時にする音だ。, 出久は思わず卓上の端末を手に取る。S.O.N.G.の端末は半月前にバッテリーが切れて、もはや置物と化していた。この世界で受信出来るものはない。, 自嘲気味に笑い、そっと端末を元の位置に置くと気のせいだったと自分に言い聞かせて部屋を出た。, 「ご飯は炊いてあるし、確か鮭があったからそれを焼いて・・・となると和食か。轟君が喜びそうだな」, 降り終えると、女子棟の方からも階段を降りる音がする。今日の当番は梅雨ちゃんの筈だ。, 相変わらず彼女を苗字呼ぶ癖が抜けない。彼女からは名前で呼んでほしいと言われているのにだ。級友となって数ヶ月経つのに未だにやらかしてしまう。, 階段を降りてきたのは蛙吹 梅雨ではなかった。階段を降りてきたのは制服は制服でもS.O.N.G.制服を着た少女。金髪に出久の良く知った髪飾りを付けた少女が目の前にいた。, 確かめる声が耳に届く。聴き間違えるはずがない。だって大好きな彼女の声なのだから。大きな目を見開いた彼女は出久の姿を確かめる。, 次に来たのはその身への衝撃。彼女の身体が自身にぶつかっている。違う。その両腕で抱きしめられているのだ。, 背に回された腕は自分の背中に爪を立てて食い込む。それは彼女がここにいる事を証明する。痛みはない。でもその突き立てられる指の強さがそのまま彼女の想いだった。, 彼女の名を呼ぶ。大好きな、愛しの彼女の名を叫ぶ。この腕は離さない、絶対に離してたまるものか!, 思えば大きな声を出した。この声で起きてくる級友がいるかもしれない。実際、頭上から幾つものドアの開く音と階段を降りる音が聞こえてくる。, それを聞きながら出久は切歌の目を見つめ返す。潤む目をする彼女に自分の想いを、堪え切れない想いを歌う。, その遠慮がちな声に驚き、慌てて背筋を伸ばす出久の目線は半眼で眺めてくる調と顔を赤くしたマリアを捉える。, 今度は二人が顔を真っ赤にする番だった。その身はわたわたと離れるが、手だけはしっかりと繋いでいる。, いつの間にやらロビーには1-Aの全員が揃っていた。騒がしくなるその中で一際不機嫌な顔をした少年を見つけた切歌が叫ぶ。, 切歌の発言に業を煮やした爆豪が飛びかかるために姿勢を低く構えた瞬間、出久が切歌の前に進み出た。, 「かっちゃん、気を悪くしたなら本当にごめん。でも・・・切歌ちゃんに手を出すなら、君でも許さない」, 愛する人に向けられた敵意に出久の瞳が炎を宿す。爆豪をはじめとしたクラスメイトの全員がこれまで見た事のない出久の瞳の色。, 爆豪は舌打ちしながら戦意を解いた。決して気圧された訳ではない。今の彼と戦うのはかなり面倒くさい事になると思っただけである。, 出久のその対応から感の良い何名かはその意味を察していた。その一人である芦戸は思わず麗日の方を振り向く。彼女は麗日の密かな恋心を知る数少ない一人であり、それを応援していた。だがその先には目から光を失った麗日が口を一文字にして、想い人を見つめて続けている。そのなんと悲しげな事か。, ・・・何処にでも空気の読めない、またはタイミングの悪い者はいる。今回はそれが峰田だった。彼は嫉妬の炎を滾らせると二人に詰め寄ってきた。血走る目で信じたくはない、と質問を続けた。, 峰田の問いに答えたのは出久ではなく切歌だ。彼女は出久の手をもう一度握ると、目の前の人々へ宣言する。, その声はあまりに大きく、担任の相澤を無事に召喚する。相澤は見知らぬ三人を雄英への侵入者として捕縛布にて即座に拘束、連行する。その手際は装者に聖詠を歌う隙さえ許さない、現役ヒーローとして素晴らしい手際だった。, そして三人に追いすがる出久を『重要参考人』として同様に拘束すると四人は仲良く教員室へ連れて行かれてしまう。, 彼女の胸元にはギアペンダントが揺れる。そこには他の装者のものには付いていない光がある。チェーンに絡められたリングが登り始めた太陽の光を反射して煌めいていた。, そのやりとりを見ていた相澤、マリア、調はその熱に当てられたように視線を泳がせた。この二人、自分達が側にいる事を忘れているに違いない。, そうやって目を腫らした君が二度と悲しまない様に笑える、そんなヒーローになる為の歌を歌おう。.

「焦凍、挨拶しろ。俺の客だ」 「…あぁ。俺は轟 焦凍。よろしく頼む」 焦凍のぶっきらぼうな挨拶に鉄砲は大人っぽいなぁと考えながら自らも挨拶を返した。 「焦凍くん、大きくなったなぁ。俺の事は覚え … 178 videos Play all クラスメイトの轟焦凍 夢小説 オレンジブラック 【ヒロアカSS】2/3 発目「好きな人…そうですね…緑谷さんですかね! 」麗日「! シスコンである。 莉愛に秘密がある事を知っているが、 踏み込まない方がいいと判断し、知らない振りをしている。 その他は、原作と一緒。 轟莉愛の氷結の個性の技について 氷を作り自分から半径3kmまで自由自在に操れるぞ!

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